NieRの世界に没頭!ニーア レプリカント ver.1.22474487139…感想

Playstation

どうも、みずたまです。

本作、『ニーア レプリカント ver.1.22474487139…』は2010年4月22日にPlaystation3, Xbox 360で発売した『ニーアレプリカント』レベルアップアップ版(公式生放送より)となる作品。発売日は2021年4月22日。原作のちょうど11年目にレベルアップ版が発売したという事になる。

ゲームタイトルニーア レプリカント ver.1.22474487139…
(NieR RepliCant ver.1.22474487139…)
対応機種Playstation4, Xbox One, Steam
記事を書いた時のプレイ時間35時間

原作と比べグラフィックが刷新されていたり、フレームレートが60fpsに対応、バトルアクションやフィールド移動の操作性に見直し・変更が入りかなり遊びやすくなっているとのこと。私は原作をプレイしたことがないので当時との比較はできないが、当時のプレイヤーは見違えるほど“バージョンアップ”していることを感じるだろう。

ストーリー

本作の主人公(美少年)は病気がちな妹ヨナとある村で2人きりで暮らしているところからスタート。

主人公は村の住人の手伝いや頼み事をこなして、お小遣いを稼ぎ一生懸命イマを生き抜いていた。

本作の主人公。とても妹思い。妹のことなら何でもやる。妹思いすぎる一面も。
主人公の妹ヨナ。病気がちだがいつも自分のために頑張っているお兄ちゃんに自分も何かできないか、そう思いながらいつも家でお兄ちゃんの帰りを待つ

ある日、ヨナが村のはずれにある神殿に一人で行ってしまう。

主人公は救出に向かうが、救出の際に口うるさい喋る本(白の書)と契約しヨナを無事救出。

右の本が白の書。言葉をべらべらしゃべる。みんなからはシロと呼ばれ親しまれている。主人公の相棒。

しかしヨナの体に不治の病特有の黒い模様が・・・

ヨナは不治の病である黒文病に蝕まれていた。

快適な戦闘

本作はアクションRPG

戦闘はニーアオートマタに近いプレイフィールだった。2種類の攻撃ボタンをガチャガチャ連打していけば、とりあえずイケメン主人公がイケメンに敵をシバいてくれる。

敵の数も多く、何も考えずボタン連打してるだけで爽快!

もうワンランク上の戦い方をしたければジャストガードもあるので敵の攻撃を見極めて華麗に敵をシバくことも可能だ。他にも魔法アクションがあり魔法の種類が豊富なため人によって戦闘スタイルも異なってくるだろう。

白の書を手に入れることで魔法が使えるようになる。いろいろな種類の魔法がある。

アクションが苦手な人も難易度をイージーにすることで”オートバトル機能“もあるので安心。

難易度はタイトル画面で変更可能。EASYを選ぶことでオートバトルON / OFF選ぶことができる。

プレイヤーが感じる違和感、それはこのゲームが用意した伏線

このゲームをプレイしていると何か違和感がでてくる。おそらくRPGが好きな人ほどこの違和感に気付くのではないだろうか。

町や村のキャラクターがモブ顔だらけ。町の名前が固有名詞ではない。そしてご都合主義すぎる展開…etc

村人の名前もほぼない。普通のRPGであれば「食品屋の〇〇」みたいに名前がつくものだろう。

これらすべてが重なってプレイヤーの違和感となる。しかしこの違和感はストーリーを進めていくと伏線だという事に気付かされる。

これに気付いた時、プレイヤーはこのゲームの虜になっているだろう。

このゲームは周回プレイをしてこそ完成する

Q.あなたは、RPGゲームの周回プレイが好きですか?

A.いいえ、私は嫌いでs

しかし、このゲームはぜひとも周回プレイをお勧めするゲームとなっている。2週目は同じことを行うので3時間程度で周回可能だろう。1週目でクリアしたサブクエもクリア扱いになってるし進めやすい。というか、むしろ周回プレイをしないのであればこのゲームを遊んだといえるのか疑問である。

なぜ周回プレイが必要なのか

それはストーリーをクリアするごとにエンディングが変わるから。

ニーアレプリカントという世界に深みが出てくるから。

そして私が一番良いと思ったのが2週目を進めていく時だ。このゲームは1週目のプレイヤーの行いを2週目である意味否定してくる仕掛けがある。

このゲームのストーリーをざっくり紹介すると、

ある目標に向かってひたすら突き進む物語となっている。そしてプレイヤーはその目標に立ちふさがる障壁(主に魔物)は手持ちの武器でシバキながら進んでいく。

という内容でよくあるRPGのストーリーである(かなり簡略しモザイクをかけたのでつまらなそうに見えてしまうが興味を引くストーリーとなっているので安心してほしい)。

このよくあるRPGのストーリーを2週目で否定してくる、いわばアンチRPGとなっている。

このゲームをプレイし終わった後、これまでプレイしてきたRPGを思い返すともしかしたら見方が変わるかもしれない。

そして、この1週目を否定してくるという要素が『ゲーム』というエンターテインメント特有の感覚だなと思った。基本的にゲームはプレイヤーがキャラクターを操作してストーリーを進めていく訳だが、このゲームは「1週目のあなたって・・・」という感じで否定や疑問を投げかけてくる仕掛けがある。投げかけれた問いについてプレイヤーは考えるだろう、なぜなら1週目で主人公と気持ちがリンクしながらストーリーを進めたから。プレイヤーは当事者だから。これはゲーム特有の事象でユーザーの作品への入り込み方が他の媒体(映画や本など)よりも強いから。。

自然にゲームに没頭している感じ。ぜひプレイしてこの感覚を味わってほしい。

本作はメインストーリー、サブストーリーすべて完成度が高い。どれも切なく、感情移入してしまう。

まとめ

ゲーム内容としてはかなりダークで、けっして明るい雰囲気はないので、万人にお勧めできるかと言えばそうではない。

しかし、ゲームというエンターテインメント特有の感覚、エモさを体験したいのであればかなりおススメできる作品となっている。

ニーアレプリカントをさらに楽しむために

この記事を書いた時はまだ発売されていないが、本作の設定資料が出るらしい。

そもそもすべてのエンディングを見ても語られない設定がかなりあることが分かった。

それらを知らなくても十分楽しめたが、ここまで来たら知る以外の選択肢が無いのが正直なところ。ちなみに私はすでにポチってる。

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